蜂蜜の魅力にせまる!

蜂蜜の栄養と薬効を理解し最大限に活用すれば、蜂蜜があらゆる不調や病気のためのナチュラルな治癒薬であると体感できるでしょう。

ギリシア人、ローマ人、エジプト人は、紀元前384年にアリストテレスが言及したように早くも蜂蜜の治癒特性を理解し記録に残しています。

聖書のソロモン王でさえ、「我が子達よ、蜂蜜を食せ。」と言ったことが記し残されています。

蜂蜜は長い時を経て自然治癒の杖になることで多くの人々の心を勝ち取ってきた信頼ある古い秘薬です。

蜂蜜の作用とは?

多くの生理学的治療で使用されており、痛みの軽減効果や鎮静効果、その治癒力(火傷および/または傷への適用)を考慮すると、蜂蜜は間違いなく私たちの健康にとって頼りになる恵みの食べ物です。では蜂蜜の化学的作用は、一体どう働くのでしょうか。

蜂蜜に含まれるフルクトースは糖(ブドウ糖)のエネルギー生産の代謝を高めます。例えば、運動時には特に筋肉が糖を必要とします。筋肉は安静時には脂肪をエネルギー源として燃焼しますが、活動時には糖を使います。

もし、運動時に糖が不足すると、私たちの脂肪や筋肉を壊し、糖に変換しなければなりません。

筋トレはしているのになかなか筋肉がつかない、という場合、運動時に筋肉が必要とする糖が不足しているために、代わりに筋肉が分解されているからです。つまりフルクトースを含む蜂蜜を運動中に摂取すれば、筋肉の分解はまぬがれ、運動に必要なエネルギーと二酸化炭素を即座に、たくさん得られるのです。

また蜂蜜は血流中に容易に溶解します。代謝分解の必要な二糖類である砂糖とは対照的に、単糖であることを発揮しすぐに体のあちこちへ届けられます。蜂蜜は筋肉を強化し、スタミナを増加させ、運動活動に課される疲労からの迅速なエネルギー回復を促進させます。

 

・下痢・脱水症状

・虫歯予防と治療

・創傷治癒の促進

・脳を活性化–うつ病、不安神経症

・ハチミツと糖尿病

・二日酔い

蜂蜜の組成

味も色も香りも違う蜂蜜たち

蜂蜜はミツバチが植物の花蜜(nector)を集めたものからできることは、みなさんもよくご存知だと思います。
花蜜はハチミツの蜜袋とよばれる胃(ハニー・スタマック)に入り、そこでフルクトース(果糖)とグルコース(ブドウ糖)に分解されます。
ミツバチは花蜜を蜜袋に入れてから、吐き出します。完全に 花蜜が分解されてハチミツになるまで、この吐き出したものを他のミツバチに口移ししていく作業を約20分間続けます。
ハチミツになると巣のなかに吐き出して、それを羽で乾燥させて蜂蜜を完成させます。そして、完成した蜂蜜の周囲を蜜ろうでシーリング(蓋を)します。

ハチミツには 200以上の成分が含まれています。
その主成分は、炭水化物(ブドウ糖や果糖など)です。乾燥成分の 90~95%は糖質です。糖質は、そのほとんどが、フルクトース (果糖)とグルコース(ブドウ糖)の単糖類で占められています。糖質以外にも、水分、アミノ酸、ビタミン、ミネラル(カルシウム、銅、鉄、マグネシウム、リン、カリウムなど)、酢酸やクエン酸などの有機酸やフィトケミカル(フェノール酸、フラボノイド、カルチノイドなど )から構成されています。

蜂蜜は、特に単糖類(フルクトース、グルコース)がリッチです。エネルギーの材料としての単糖類を活用する補佐として、ビタミン、ミネラルも一緒に含まれるため、糖のエネルギー代謝を回し私たちを動かすエネルギーであるATPの生産を増やすには最適な自然の恵みなのです。古(いにしえ)からハチ ミツが万能薬として使用されてきたのは、当然といえます。 蜂蜜の秘蜜は基礎代謝をあげることなのです。